自分らしい生き方 自分らしさを模索

ママも子供も自己肯定を上げるための育児

登校しぶりな子だった②

そんな日々をどうにか変えたい。

もう、長男を責めたくない。

原因は何かを知りたい。

 

登校渋りをする事に何か理由が欲しかった。

苦しかったから。悩んでたから。

 

学校のスクールカウンセラーに相談した。

病院に行って、発達障害を専門とする方にも相談しに行った。

ネットで検索する日々。

今思い返しても、暗闇の中、孤独で必死で、苦しんでたけど

負のループを自分で作っていた様な気がする。

 

1年生の頃の冬。

朝6時は、まだ真っ暗で、寒くて起きられない。

気分も冬眠のような気分だったけど

何とかしたいの一心で

「今日は、もう送っていかないよ。歩いて行かないなら学校は休もう。」

「でもね、ママは仕事に行くから、一人でお留守番になるよ」

と、長男に言った。もう、私の中では賭けだった。

「歩いて学校行く!」

という返事を信じて。

返事は「休む。留守番する。」との事。

そっか。と残念そうな私を見て、長男はさらに自分を責めたと思う。

 

その日は、長男を留守番させて

家にいても、自由な時間ではないという事を感じて欲しくて

YouTubeは禁止。ゲームも禁止。で、関連するものは 

全部手の届かない高いところに隠して仕事へ行った。

1時間、一人で家に留守番させて帰ると

「家にいてもつまらない。学校行きたい」って言ってきた。

 

「でもね、学校へは、歩いて行かないなら、行かないよ」

長い距離を重たいランドセルを背負って歩くけど

道中で、気持ちが整って、通学路で友達に会って会話して

学校に着く頃には、家を出る前の憂鬱な気持ちとはまた違ってるかな。

と思うんです。

送迎するって簡単な事だけど、歩くことで何か変わるんじゃないかなとも

思うんです。

 

次の日の朝

「今日からは、歩いていく!」

と宣言してきて、玄関を出て行った。

顔は、不安そうだったけど、長男なりの決断を尊重して

背中を押した。

その後、月に1回くらいは、送ってほしいって言ってくるけど

毎朝、登校班の子供達と歩いていくようになった。

うちの長男の場合は、原因は分からなかったけど

新しい環境、まだ慣れていないクラスメイトへの気遣い

幼稚園とは違って、学習がメインの日常。

慌ただしく時間に追われる1日に、自分の気持ちがついてこなかったのかな

と思う。

そんな学校での1日を考えると、朝登校するのが憂鬱だったのかもしれない。

彼のSOSだったのかも。

今も、彼とは当時の話をたまにするけど

たくさん責めてごめんね。あなたが1番辛かったよね。

頑張りたいけど、出来ない自分が苦しかったよね。

寄り添っているようで寄り添っていなかった。

私自身も、いっぱいいっぱいで自分を見失って

子供のためだと思って言っていたことも、やっていた事も違っていたから。

 

彼は今では「何で1年生の頃、俺は学校行きたくなかったんだろう」

と聞いてくる。

「頑張ってる自分を褒めてあげたらどう?」と返事してます。